行政書士としての就職とは

試験に合格したら、行政書士になれます。
では、行政書士としてどのように働いていくか、そこが問題になります。最初はキャリアもなく、ノウハウもなく、お客さんもいません。どうやってステップアップしていけばいいのでしょう。

まずは、行政書士の求人の現状について。

行政書士事務所が求人を出す場合2つのケースが考えられます。

1、仕事の案件が多く、即戦力の行政書士を求めている。
2、電話や来客の対応、書類の整理などの事務的な仕事。

まず1については、多くの顧客を抱える法人の事務所で、求人の数はそれほどありません。
あったとしても、ある程度の実績や経験が求められ、合格したばかりで簡単に就職することはできないはずです。
ですので、一般的に多いのは2のケースです。
つまり、行政書士法人の求人であっても、求められているのは行政書士有資格者ではないということです。

行政書士の仕事というのは、有資格者でなくてはできないというわけではありません。
有資格者の監督の下なら、資格がなくても有資格者と同じ仕事ができてしまいます。なので、事務所側とすれば安く雇えるパートさんを利用して、どんどん仕事をこなそうとします。

これで、もし行政書士を雇ってしまえば、人件費が高くなりますし、簡単に独立できる資格ですから、仕事のノウハウや顧客を盗まれる可能性もあります。
だから、事務所側とすればあまり有資格者を歓迎しないのです。

それに事務所に就職してしまえば、給料も低くなります。
金額は事務所によって異なりますが、普通の会社員と同等か、あるいはそれ以下の可能性もあります。

極端な例を上げれば、独立すれば毎月100万円もらえる仕事をしても、就職してしまえば20~30万にくらいになってしまいます。

このような背景がありますので、行政書士になった場合は独立した方が良いのです。
もちろん、ここで話した内容は、一般的なことですので、全ての行政書士事務所がそうだとは言いません。

しかし、行政書士の本質を考えれば、求人を探して就職するのではなく、
独立して仕事をするのに限ります。

現在は誰でも知っているように経済不況です。
そんな中で、独立してしまえばやっていけるのかと不安があることもわかります。
ですが、皆さんが想像している以上に行政書士になって成功している人は多く、沢山の年収を稼いでいます。
独立を最優先に考えるのが良いと私は考えています。