資格試験の難易度の実態は

行政書士は、士業の中の登竜門的位置づけで、他の法律系の資格よりも合格しやすいと説明しました。
しかし、誤解のないように言わせて頂ければ、簡単な試験というわけではありません。
どちらかといえば、数多くある資格の中でも難易度が高いほうです。あくまでも他の士業と比べてという前提を忘れないで下さい。


そこを理解できたら、行政書士の合格率を見てみます。

平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年
受験者 67,348 70,586 66,297 59,948 55,436
合格者数 6,095 4,662 5,337 5,508 5,597
合格率 9.05% 6.60% 8.05% 9.19% 10.10%

この数字をみればわかるように、合格率はほぼ毎年1ケタ台です。
さらに合格率には影響が出ていませんが、平成18年度以降試験制度が変わり、受験者の思考力や理解力を問う問題が増えはじめてきました。
そうなったことにより、もともと法律の勉強してきた受験者なら対応できる可能性はありますが、まったくの初心者は、今まで以上に法律を理解しなければいけなくなり、試験のハードルが上がってしまったのです。

これが今の行政書士試験の実態です。

しかし、さほど難しく考える必要はありません。
はじめに説明したとおり、行政書士は、法律系の資格の中でも登竜門的な試験ですので、それほど凝った問題ばかりが出るわけではありません。
基礎的な問題をしっかりとこなしていけば合格点に達しますし、法律を理解するための正しい勉強をすれば、十分に対応する事は可能です。

しかも合格率の低さを言わせて頂ければ、行政書士試験全体のレベルは決して高くない上、受験者数が多いので合格率が低く見えるだけで、合格率の低さがその分試験の難易度に反映されているわけではないのです。

行政書士の試験は、合格点に達する事を考えれば良いのです。
法令等科目の得点が満点の50%以上、一般知識等科目の得点が満点の40%以上、全体の得点が満点の60%以上。合格率よりも合格基準のほうが大切です。

合格率は、あくまでも全体の比率なので、低い高いは、関係ありません。