迷い続けた独学時代

仕事を辞めてからはバイトを転々とし、世に言うフリーター生活をしていました。
テレアポ、コンビニ、居酒屋、建設現場、ビザの配達など、一般的に知られている仕事は、ほぼ経験したのではないでしょうか。

当時はバイトを複数掛け持ちし、収入には不安はなく、仕事も決まった時間に決まった事だけすればよいので苦にもなりませんでした。
しかし、将来の生活に対しては、危惧していました。

周りの友人・知人は正社員として働き、中には結婚して子供もいる者もいたので、それに比べ私は何をやっているのかと自問自答の日々です。
しかも親からは何のために大学まで行かせたのかわからないと毎日のように小言を言われる始末。

私は私で何とかしようと思い、時にはバイトの合間に正社員としての面接も受けたのですが、この不景気では中々採用にいたりません。
「即戦力が欲しい」「前職は何で1年ちょっとで辞めてしまったのか?」「何か資格はありますか?」など、私に対して否定的な物言いばかりです。

受けた会社は20社近くありましたが、こんなことが続けばさすがに面接する意欲も失われます。


そして、このままではマズイと思い自分の将来を真剣に考えた時、以前少し興味があった行政書士のことが頭に浮かび、本格的に目指そうかと思いはじめました。

行政書士は国家資格ですから、仕事の需要も多く、自分の頑張り次第で、大きな報酬を得ることもあります。
なによりも、いろいろな人たちの問題を解決する仕事ですから、やりがいがあります。
不要なものを無理やり売りつける訪問販売のような気持ちになることはありません。

また、今のご時勢はどんなに一流企業の会社員として働いていても一生安泰というわけにはいきません。
それなら、低予算で独立開業できる行政書士のほうがよっぽど、将来に可能性があるのではないかと感じていました。

例え駄目だったとしても、会社員として失敗するよりは後悔はありません。
こう考え行政書士になることを決意したのです。


一度決めれば行動が早いのが私です。
早速書店へ行き、参考書、問題集など、良さそうな本を買い漁りました。
もちろんこの時は、勉強法も良い教材の条件はわからなかったし、資格を取るために通信や通学を利用することは頭の中にはありません。
しかもどうすれば合格できるか等考えてもいなく、とりあえず勉強すれば何とかなるということだけでした。

しかし、これが私の勉強を惑わせることになった原因になってしまいます。

とにもかくにもこうして、はじめての行政書士の勉強は独学からスタートすることになりました。