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フォーサイトでの勉強、教えます!

通信講座で勉強することにした、私にとっての3度目の行政書士試験挑戦。
フォーサイトに決めて、教材が届いたら、あとは勉強するだけです。

もちろん、本戦はここからなんですよね。講座選びは前置きですから。
重要だけど、重要じゃない。教材選びのプロになっても何の意味もないし。

フォーサイトの教材は、申し込んだらすぐに届きました。
講座は、基礎講座、過去問講座、直前対策講座があって、単科講座でも組み合わせでも申し込めます。
それぞれDVDコース、CDコース、DVD+CDコースがあるので、選択します。

文字で書くとたくさんありそうですが、シンプルなプラン設定ですよ。
わたしは、基礎+過去問+直前セットのDVDコースにしました。10万円くらいですが、これ以上追加で取られることはないし、DVDが付いていてこの値段なら十分リーズナブルだと思いました。

最近では基礎コース無料なんていう学校もあるみたいですね。でも、テキスト2万円、DVD2万円、直前コース2万円、模擬テスト1万円…のように、どんどんお金が必要になってくるらしい。どこまで勉強すればいいのかもわからないし、特に初学者には向きませんよね。


話を教材が届いたところに戻すと、教材が届いたら、セットに含まれている、ガイダンスや戦略立案(勉強の仕方など)、入門講座からはじめました。
どのような順序で、どのように勉強していくのか頭に最初に入れます。
入門講座は、行政書士試験の全体像をつかむのに役立ちました。もう3度目なのに、わからないことが多すぎたんだなあと痛感しました。そして、「やることたくさんあるなあ」と、気を引き締めてがんばる気持ちになりました。

その後、戦略立案の中で紹介されている通りにスケジュール作りをしました。
本試験日から逆算するやり方と、繰り返し学習が重要というのを主軸にして考えました。
それ以前に、「自分には一日にどれくらい時間があるのか?」というところから算出します。

フォーサイトを使ったときは会社員だったので、平日はまとまった時間が取れそうにありませんでした。
仕事が終わってから寝るまでの間くらいしか。でも、食事、入浴、飲み会…なかなかスケジュールが立てられません。
そこで、睡眠時間を前に動かし、早起きして時間を作ることに。
何とか朝の2時間を確保しました。

勉強を始めてから試験までは約9ヶ月間あったので、はじめの3ヶ月ほどで基礎講座を終わらせ、過去問講座を5ヶ月で終わらせ、最後の1ヵ月を直前講座に当てることにしました。
過去問講座がもっとも繰り返し学習が必要なので多めに取っていましたが、基礎が思っていたより遅れてしまい、結局4ヶ月ほどでまるまる2回解きました。本当は、3回くらいやるといいみたいです。

全体としてはこのような流れでした。具体的にはまた次回書きますね!


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基礎講座

基礎講座は、もちろん基礎を学ぶ講座です。

目次どおりに進んでいくだけなので特に途中で悩む必要はありません。
最初にスケジュールさえ立ててしまえば、あとは効率よく覚えていくだけです。

私はDVDコースを選んだので、DVDの講義を聴くところから始めます。特に予習は必要ないとのことだったので、テキストを机に置いてDVDを再生しました。
テキストに沿った講義を、最初は「へ~」って感じで聴いていました。
必要だと感じたら、メモを取りながら。

そのあとすぐ忘れないうちに、チェックテストをやります。
最初は1/3くらいしか解けませんでした。真剣に聞いていても、問題形式になると覚えられていないことに気づかされます。
それで、間違った箇所をよく覚えて、一回の勉強が終了です。とってもシンプルです。
その後、間をあけて、テキストを読み返したり、道場破りという確認テストをやったりして、しっかりと復習します。
それで、何度も同じ箇所をやることになるので、記憶に定着するんです。


確認テストは道場破りというインターネット学習システムで行うのですが、これはけっこう役立ちました。スケジュール管理や用語集、単語カードの役割も兼ね備えているので、何役もこなしてくれました。
普段モバイルパソコンを持ち歩いているので、休憩中にパパッと確認テストをやったりしました。記憶のチェックのために。


基礎講座のDVDは全部で16枚あるので、朝しっかり机に向かってひと通りの講義を聞くのに必要なのは17日間です。
それ以外は、チェックテストや確認テストをやり、うる覚えの部分をテキストに戻って覚えなおしました。
3ヶ月の予定が4ヶ月近くかかったのは、ひと通り終えても、チェックテストや確認テストがすらすら解けるようにならなかったため、DVDを繰りかえし見たりしていたからです。
DVDは、その回にもよりますが最低2回は見ました。一度目ほど緊張して見なくても、何度かテストも解いている状態なので、学ぶというよりも聞いて覚える(何回も聴く言葉って覚えますよね?)のに感じに近かったかもしれません。

基礎講座は、テキストもDVDもわかりやすいので、内容が簡単に思えてしまうのですが、でもかなりきついです。
知らない言葉ばかりがたくさん並んでいて、覚えるのが容易ではありません。
子どものときに、初めて朝日新聞を読んだときと同じくらいです。余談ですけど、新聞って、毎日目を通すようになって初めて意味がわかってくるんですよね。行政書士の勉強は、私にとって、それほど難しいものでした。ですから、何度もやって馴染んでいく必要がありました。


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過去問講座

過去問講座は、基礎講座よりも、さらに難しかったです。

覚えるのと問題を解くのはまったく違う作業です。
この時点でかなり勉強が面倒になってきてしまいました。過去2回の不合格も、結局は問題を解くことが不足してたんですね。だから覚えられなかったことがたくさんあったように思います。


フォーサイトの過去問講座の教材セットの内容は、過去問題集と講義DVD、合格必勝テキスト、道場破り、模擬試験等です。
問題を解き、解説を聞く。そんなスタイルで勉強していきます。
合格必勝テキストや模擬試験は、過去問講座の時はやらず、直前対策講座の時に一緒にやりました。


勉強が面倒になったのは、問題文を読むのが大変だったからです。
基礎のときには一問一答式みたいなもので覚えていったので、それまでは問題文を読むより、ただ頭の体操をしていただけなんですね。
でも、試験問題は全然違っていました!

行政書士試験は、択一式の問題が大半の試験なのですが、選択肢ひとつが3行くらいあり、それが5つくらいあります。ひとつの問題を解くのに15行も読まなくてはならないんです。
しかも、正しいものをひとつ選べという問題は少なく、正しいものの組み合わせはどれかとか、正しいものはいくつあるかとか、そんな聞き方をされます。
どの選択肢も、全部○に見えるし、×のような気もしてきます。
本音を言えば、イライラして仕方ありませんでした。


最初の戦略立案の段階で、過去問を繰り返しやらなければならないと言っていた意味がはっきりとわかった気がしました。覚えることの数倍、試験問題を解くほうが難しかったからです。

今はインターネットの時代で、調べたいことはすぐに検索することができます。ですから、しっかりと正確に覚えるという能力が低下したんじゃないかと思うんです。強引な言い訳ですけど、正確に記憶できなくていなかった・・・。
ざっくりとした知識では、行政書士の試験問題を解くことができません。
問題の意図みたいなものを読み取らないといけないんです。


ただ、慣れてくると、「法律ってこんなものか!」と急に光が見えてきました。
スピード合格を目指して失敗する人はここなんだと思います。法律を学ぶということが身に沁みていないんですよ。
ただの丸暗記とか、ただの記憶力への挑戦では、きっと法律の勘みたいなものが不足しているんです。

とにかく、悪戦苦闘しながら、問題を解き、解説を聞き、ほとんど全ての場合基礎のテキストに戻って復習しました。
まるまる2回解きましたが、2回目でもパーフェクトはできず・・・。
1回目も2回目も、間違った問題にしるしをつけておいて、後は時間が許す限り、何度もやり直して覚えました。


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勉強中大変だったこと

行政書士の受験勉強の中で大変だったことは、2つあります。
ひとつは、早起き、
もうひとつは集中力の維持です。


それまでの私のライフスタイルでは、自由時間は仕事が終わってから寝るまでの間だけでした。だいたい20時から25時くらいです。
朝は、いつもぎりぎりで、朝食をとることすらほとんどありませんでした。でもそれでは、毎日決まった勉強時間を確保することができません。
毎日の日課にしてしまわなければ、「明日でいいや」となってしまうのもわかっていました。

それで、朝、勉強することにしたのですが、最初起きること自体が辛かったんです。
具体的には、いつもぐだぐだと夜更かしをして1時から2時くらいに寝ていたのを24時には寝ることにし、朝その分1~2時間は早く起きるという方法でした。

どうしても起きられないので、目覚ましの音とケータイの着信音を同じにしました(ケータイがなるとなぜか起きちゃうんですよね…不思議)。
そして、起きてからすぐコーヒーをいれ、机の前に座る。
それで強制的に勉強が始まるようにDVDを流す。
ここまできっちりやらないと勉強ができませんでした。
もちろん、それでもボーっとして何度DVDを再生しなおしたことか。

時には、冷たいシャワーを浴びたり、冷たいものを食べたり、体がシャキンとするような刺激を与えて目を覚まさせることもありました。
どんだけ朝弱いんだ…
でも、オチがなくてすみませんが、結局慣れてきたのでできるようになりました。


もうひとつの集中力については、最初から最後まで大変でした。昔からあまり得意ではなかったもので…
対策としては、やはりDVDでした。
流しておくだけでも、行政書士ワールドに引き込んでくれます。講師の先生の話が面白いんですね。

それから、過去問題集を解くときも集中力が維持できませんでした。
チェックテストや確認テストはむしろ楽しかったのに、過去問は本当に辛かったです。眠いときに現代国語の長文問題に挑戦するか、はたまた長い英文読解をさせられるか、そんな感じがしました。

でも、集中力についても、勉強が進むうちにどうにか慣れました。早起きも集中力も、ただ大変だったというだけで、やってやれないことはなかったという話です。
でも、教材に助けられた部分は大きいと思います。
フォーサイトの合格率が高いのは、挫折しないための工夫がなされているからかもしれません。


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勉強中でも楽しんでいた娯楽

勉強中は、とことんストイックに取り組むようなイメージがあると思いますが、そんなこともありません。確かに、勉強は辛いし、集中力がないときも無理にがんばったりしなければならないし、お酒も飲まないし、早起きしなければならないし、問題解くのにイライラするし…いろいろありました。
でも、だからといって、24時間勉強ばかりじゃ続きません。

私の場合は、娯楽は音楽でした。
音楽を聴くのが趣味で、とにかく音楽が近くにないと落ち着かないくらいだったんです。
じっくり鑑賞する時間はさすがに少なくなりましたが、CDショップに行ったり、ネットでダウンロードしたり、そういう時間は確保していました。
会社帰りも週末も、人と一緒だとつい長居してしまいますが、一人で行動する分にはOKでした。かえって気分転換にもなってよかったです。
そういえば、行政書士の受験勉強を始めてから、一人であちこち行くようになった気がします。

それに、音楽を聴くのは頭にもいいようです。
フォーサイトの冊子に書いてあったのですが、何かをしながら勉強すると記憶に残りやすいのだそうです。五感を使うとよいとのことです。その感覚と勉強の内容がセットで頭に入るんですね。
勉強しながら音楽を聴くのはよいことだって知ってましたか?
シーンとしているほうがよいと思っていたのは錯覚だったのかもしれません。

ということで、周りの人たちには大げさに辛かった…と話していますが、意外と娯楽も多少続けながら、楽しく過ごしていました。
逆に、メリハリのある生活ができ、時間の大切さを考えさせられました。
まあ、やることをやっていれば、これくらいの楽しみは我慢しなくても、行政書士試験に受かることができるんです!

講座がすごいのか、私がすごいのか

フォーサイトの教材と、その勉強方法について書くはずが、すっかり自分の話ばかり書いてしまいましたね。でも、体験談として役に立つと信じています。

勉強期間に関して言えば、本当にがんばりました。自分を褒めてあげたいです。
だから、やっぱり自分のおかげと言いたいです。
自分に課したルールをほぼ毎日守り、交友関係もストップして、勉強に打ち込んだんですから。

でも、一人でできたかと言えば、それは無理なことでした。
一人で頑張ろうとしたために2度も失敗しましたから。
そういう意味では、残念ながら自分の力だけだとは胸を張れないかもしれません。


フォーサイトを受講して思ったのは、やることが決まっていてよかったということです。
独学のときも、他の学校の通信講座で勉強したときも、テキストと問題集があって、復習が大事ですというだけですが、フォーサイトは復習の手順もやり方も用意されています。
わたしはそれを計画通りにやるだけでした。

一応、結論としては、フォーサイトという優れた講座と、自分の努力、ふたつが同じくらいすごかったんだということにしたいと思います。

これから勉強する皆さんは、自分がどんなに優秀だとしても、過信はよくないかもしれません。
資格の勉強は、今まで大学などでやってきたことと、まったく違っていました。プロの講座を受講するのもひとつの選択肢に入れてみてください。


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勉強中気をつけたこと

行政書士の勉強中に気をつけたこと。最大のものは、飲み会です。
というよりも、人付き合いですね。
それまでは19時ころ会社を出られていたので、同僚や友達と飲みに行くことも多かったんです。

でも、受験勉強に飲み会は禁物です。私が唯一、受験勉強中に我慢したのはお酒でした。飲むと結局終電までいてしまったり、翌朝だらだらしてしまったり(二日酔い)…。
冠婚葬祭や歓送迎会、その他イベントは参加しましたが、親しい仲間内の飲み会は徹底的にやめていました。
みんなにも、「行政書士になる!」と宣言し、理解してもらいました。

とはいえ、自宅でや週末、あるいは断れない飲み会のときなど、少しは飲んでいたので、完璧に禁止としたわけではありません。そこまでやるとストレスですからね。

でも、辛かったですよ。禁酒って、こんなに辛いんだなって。
ただ、途中からは励みにもなりました。受かったらお祝いしてくれるという友達も数人いました。
ですから、受験勉強中の9ヶ月間、交友関係を絶つような形になりましたが、がんばりぬくことができました。
上司には行政書士の勉強について打ち明けていませんでした。受かったら辞めるつもりだったので言えなかったんです。そんな上司の誘いを断るの理由を考えるのは大変でゼロにはなりませんでしたが、お付き合いは減りました。

時々、勉強があまりに孤独で、人付き合いについて考えることがありました。
でも、今失敗したら、協力してくれている人たちの気持ちもなくなってしまう。そう言い聞かせ、一人でとことんがんばりました。


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就職氷河期の時代、訪問販売会社へ

話は、私が会社員として働きはじめたころにさかのぼります。
このころは行政書士の存在自体ほとんど知りませんでした。


私の社会人デビューは訪問販売会社でした。
大学卒業後、東京郊外にある床下のシロアリ駆除をする訪問販売業者に就職いたしました。
従業員は私を含め7人で、事務員さんを除く6名が営業マンです。

この会社の仕組みはいたってシンプル。給料は完全歩合制で、売上の10%が手元に残ります。
つまり売上が上げられない営業マンは給料が全くもらえません。
さらに保険などの控除もなく、会社の仕組みが何も整っていないところでした。

それ故、売上が上げられなくて辞めて行く社員が後をたたず、3ヶ月持てば良いといわれるくらいの劣悪な環境でした。
私の記憶する限り、一番のベテラン社員でも2年くらいだったと思います。
この時は周りの友人や会社の同僚までも何で大学まで出て、こんな会社に就職したのかと よく言われていました。

それもある意味仕方がなかったのです。
というのも、私の時代は就職氷河期といわれて、中々希望する企業から内定を貰うことはできず、就職浪人になるケースが多かったのです。

私もその一人で、何十社と受けた中で、1社も内定を貰えず、しょうがなく、すぐに入れてくれる会社に入るしかありませんでした。

そんな中でも私は、徐々に実績を上げてきて、入社した当初は、給料が数万円でしたが、5ヵ月後には、月額50万円ほど貰えるようになりました。
この額は友人、もしくは同年代と比べてもかなり貰っているほうだったと思います。


そして入社してから約1年が経とうとしていた時でした。
この会社は一件、一件飛び込みで 営業し、各家庭に上がりこみ、床下を点検していくことになるのですが、ほとんどは、シロアリなどいることも少なく、仕事にはなりません。ですから、シロアリ駆除以外にも 床下の補強工事の仕事もしていました。
ただ、われわれは大工さんでもなければ、建築関係の知識はほとんどない素人同然なので、床下を見ても何もわからないのです。

でも契約は取らなければ売上になりませんから、たいしたことのない柱や基礎コンクリートの傷を大げさに言って工事の仕事を貰っていた状況です。
お客さんも素人ですからわれわれが言うことを信じてしまいます。

現に私も会社から教育され、本当に必要な工事だと信じ込まれていました。
しかし徐々にそのことに気づいてきて、本当に必要な工事なのか? 私はお客さんの為になることをしているのか? 
仕事自体に疑問を持ち始めていました。

一度そうなってしまえば、仕事にも力が入らず、もちろん売上も上がらなくなるので給料も下がってきます。
それでも何とか踏ん張ろうと自分を奮い立たせて頑張っていました。

行政書士につながる出会い

仕事に対して疑問を持ちはじめていた頃、ある行政書士と出会いました。
ただ、この時はまだ行政書士という仕事に対して、それほど興味が沸いたわけではありません。
「こういう仕事も良いかなぁ~」というくらいでした。

それからしばらくたって、ある日の休日に何となく本屋さんに入りました。
特に目的の本があったわけではありませんが、ふと本棚を見上げると「行政書士に面白いほど受かる本」というものを見つけました。

中を見てみると勉強の方法が書いてあり、これなら私にも合格できそうな印象を受け、行政書士になると決めたわけではありませんが、思わず買ってしまいました。

今思えば、この本との出会いが後々行政書士試験に合格するきっかけになったのです。


一方仕事の方はというと、相変わらず成績は伸び悩み、給料も13万円程度に落ち込んでいました。
上司からも「やる気があるのか」「何で売上が上がらないのか」など毎日責められ、悩みながら仕事をしていました。

そしてある時、どうしても自分の中で消化できないことがおこり、そのことが原因で退職を決意することになります。
上司と二人営業していたときです。
われわれは先程も説明したとおり、各家庭に飛び込みで営業していきます。
しかし、訪問販売は基本的に警戒されるので、家の中に入って商談までできるのは、100件飛び込んで1・2件程度です。
ですから、どうしても確率の高い、1人暮らしのお年寄りをターゲットに営業していきます。

そしてある一人暮らしのおばあちゃんの家に入り営業することになりました。
そのおばあちゃんの家の床下はとても奇麗で、どこも悪いところはないと素人目に見ても 明らかです。

ですが、無理やりそのおばあちゃんをあの手この手で煽り立て、上司が契約を取ってしまったのです。
そのことにどうしても納得できず、これは詐欺だとも思いました。
一晩考えても、会社や上司、自分自身が許せなくなり、翌日、そのおばあちゃんの家に行き、事情を話し、契約を解除してもらいました。

もちろん上司にも怒られ、会社にも入れなくなったので、自ら退職するしかありません。
でもこの時は、胸につっかえていた何かが取れたような気がして、気が楽になりました。
ちなみにその会社はそれから3年後つぶれて、そこの社員も 今はどうなっているのか、わかりません。


この会社にはある意味とても勉強させられました。
「お客さんに喜ばれる商品やサービスを提供しなければいけないこと」、「自分に誇れる仕事をすること」、行政書士として生きていくのにも必要な当たり前のことを、反面教師として学ぶことができました。

独学の苦労。そして試験は不合格

どうにか始めたのですが、独学での行政書士の勉強は散々たるものでした。

まず参考書(テキスト)を使い、様々な法律を覚えていきますが、中々理解できません。
簡単な基礎知識なら問題ありませんが、民法や判例関係の問題だと迷宮入りしてしまいます。

もちろん私自身の知識の問題もありますが、それにしても独学で合格する難しさを肌で感じてしまいました。


これは後々知ったことなのですが、知り合いの行政書士の講師に聞いたところ、「市販されている参考書は、学校関係者が書いているものなので、学校に来てもらうための宣伝として書いている。合格させる内容にはなっていない」んだそうです。
「それで合格させてしまえば学校経営が成り立たなくなる」ともいっていました。これは常識だそうです。

そのときは驚きましたが、確かにきちんと考えればわかることですね。
今振り返っても、当時は本当に何も考えていなかったとつくづく感じます。


また、法改正やカリキュラムに関してはほとんど無視して勉強していました。
そしてついに、これは素人には不可能だと諦めました。
どのような手順で勉強していけば良いか、まったくわかりませんし、法改正も膨大にある全てを覚えなくてはいけないので、対応するのは無理だと思いました。

さらに、一番私が苦労したのは、働きながら独学で勉強することです。
この時はバイトも継続して、なおかつ複数掛け持ちしていたので、勉強時間があまり取れません。
しかも独学は非効率な勉強になってしまいますから、通常の何倍、何十倍もの勉強時間が必要になります。


朝を起きて1時間程度勉強し、バイトに行く、そして帰ってきて2時間程度勉強し、2件目のバイトに行く。
このような毎日の繰り返しでした。

これが想像以上に大変で、疲れた体で勉強しても身が入らず、さらに非効率な勉強で先に進まない。
挫折しそうになりましたが、何とか試験まで持ちこたえることは出来ました。

この年、はじめての行政書士試験を受けることになりますが、正直なところ合格はほぼ不可能だと思っていました。
市販されている予想問題集もほとんど出来ませんし、基礎知識すらままならない状態でしたから、どう考えても受けるだけ無駄というレベルです。

しかし、行政書士の試験の雰囲気だけでも味わったほうが今後に繋がると思い、一応受けてはみました。
言うまでもなく、結果は不合格。やはり合格率1桁台の行政書士試験は簡単にはいきませんでした。


ただ、教訓を得ることはできました。

「独学では合格するのには何年、年十年かかるかわからない」
「教材やカリキュラム、法改正など多くの問題がある」など、学んだことも決して少なくありません。
そして次の行政書士試験に向けて、勉強法をしっかりと考えなくてはいけないとわかったことが、このときの最大の収穫でした


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